2019年3月下旬、Twitterを中心にAmazon.co.jpで漫画家の許可を得ずに無許可で制作した海賊版玄関マットが話題になったらしい。
その話題を作ったのは『いとしのムーコ』の作者・みずしな孝之先生。彼のツイートで「いとしのムーコやいい電子の玄関マットが作られてたけどあれは無断使用のグッズのため買わないように」「また、他の漫画家も作品名+玄関マットで検索した方がいいかも」と呼びかけたところやはりバズり、他のいくつかの漫画家も被害に遭ったと同様のツイートをいくつか投稿。さらにネットニュースでも取り上げられオレも関心深くなっちゃったんでAmazon.co.jp上で調べてみたところオレの好きな漫画のいくつかもやはり被害に遭っていたwそれで以下にまとめるんでぜひ
まずは森下裕美先生の『少年アシベ』。再アニメ化に伴って発売された復刻版コミックス2巻を使用してるらしくとにかくスガオの顔が目立ちすぎ…w
次に飯島浩介先生の『お坊サンバ』とねこぐち先生の『天野めぐみはスキだらけ!』。どちらも週刊少年サンデーのヒット作だがお坊サンバはオレが小学校高学年の頃に主人公・チワ丸がおはスタでサンデーを毎週宣伝したことが懐かしいなw
続いて鳥山明先生の『ドラゴンボール』。使用されたデザインはやはりゲーム『ドラゴンボール ゼノバース2』のパッケージかな?
今度はギャグ・コメディものを連続で。村瀬範行先生の『ケシカスくん』、桑田乃梨子先生の『だめっこどうぶつ』、いがらしみきお先生の『忍ペンまん丸』、秋本治先生の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。それらの作者たちはTwitterすらやってないみたいだけど玄関マット自体の存在を知らないんかな…??
続いて西岸良平先生の『三丁目の夕日』。『夕焼けの詩』コミックス表紙を使用かとオモタらなぜか実写映画版『ALWAYS』のメインビジュアルになってることに驚き。。コミックス関連の表紙よりも実写版を選ぶなんてやばくね?
最後にのむらしんぼ先生の『つるピカハゲ丸』『あっぱれメガバカBoys』。今のしんぼ先生は借金生活真っ最中のはずなのにこんな玄関マットが版権収入に選ばれたらありえんだろ……
他にも今をときめく作家だけでなく、昭和を大疾風したあの巨匠漫画家の作品までも被害に遭ってるんだとか…意外すぎ!ついでに事例を以下に置いておく。
上から順に故赤塚不二夫先生の『おそ松くん』、故手塚治虫先生の『グリンゴ』、藤子不二雄A先生の『PARマンの情熱的な日々』『忍者ハットリくん』、故藤子・F・不二雄先生の『中年スーパーマン左江内氏』『21エモン』。ちなみに『おそ松くん』はebookjapanでの電子版1巻の表紙、『ハットリくん』は藤子不二雄Aランド版(コロコロ・学年誌連載編1巻)の表紙、『左江内氏』はドラマ化に合わせて発売されたてんとう虫コミックス版の表紙、『21エモン』は(キャラデザからして)テレビアニメ版のDVDのジャケットを使用してるんかな?と。一応Twitterでもそれらの一部をまとめたツイートをしたら即手塚先生の長女である手塚るみ子さんに引用RTされて「グリンゴは公式グッズになることないから個人的には欲しいけど手塚プロ的にはアカンわー」とツッコミのコメントをもらった。しかもるみ子さんによる引用RTのおかげで藤子不二雄研究家の稲垣高広さん(id:koikesan)やさいとう・たかを先生の娘であるじゃんぐる堂・ぷー先生にふぁぼされてきた。
ここ数年はコンテンツに関する海賊版(漫画村など)が問題化してきてるけど、そんな中でもオレはちゃんと正規ルートでコミック・雑誌やアニメの円盤を買ったりしてるから別に関係ないけどな!
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